メディカルkitRについて調べてみた

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 東京海上日動あんしん生命より販売された新しいタイプの医療保険メディカルkitRが最近注目を浴びていますね。
どうやら今までの終身医療保険に健康還付特則が付いた保険らしく、「健康なら払った保険料が戻ってくる」という謳い文句の何ともお得に感じてしまう保険ですが、上手い話には裏があるという疑いの気持ちがあるので調べてみることにしました。

保険料はいくら?

先ずは保険料ですが、34歳男性で入院給付金を最低の¥5,000に設定、
保険期間/払込期間共に終身で1ヶ月¥3,310と試算されました。
一方、掛け捨ての場合、オリックス生命の新CUREで¥1,782円と試算されました。
メディRは貯蓄性があるので当然掛け捨ての保険より割高になるのは容易に分かりますが、メディRとしては「お金が返ってくるので割高でも損ではない」という事を訴えています。
そこだけ聞くと「割高でも問題ない」と感じますが、このお金が返ってくる時期が問題で、仮に入院給付金を一切貰わず70歳満期を迎えると還付金が¥1,429,920受け取れます。
ではその後の保険はどうなるのでしょうか?
もう還付金は貰えないのに(掛け捨てとの差額)¥1,528を多くムダに払い続けてなくてはならないことに。

じゃあ、一体いつまでムダに払い続けるのか日本人男性平均寿命が79.94歳ですから残りの寿命を10年と仮定すると¥1,528×10年=¥183,360ムダに払うことになりますね。

メディカルkitRの旨味はどこ?

でもこれ位なら還付金から払えば痛くないと思いますので、¥1,429,920(還付金)-¥183,360(10年差額)=¥1,246,560とまだまだお得です。

次に34歳から70歳まで(掛け捨てと比べて)¥1,528多く払い続けている保険料ですから、その差額分を36年貯金していたとして¥1,528×36年=¥660,096
これを還付金¥1,246,560から引きます。
そうすると差額¥586,464が 80歳まで生存していた場合のメディR加入メリットになります。

メディカルkitRは本当は損?

なんだ、やっぱりメディRは得なんだ!という気持ちも芽生えますが、ただ、これはあくまで70歳まで病気をしなかった場合で、もし入院給付金等を受け取ってしまえばその¥586,464から減額されていってしまう仕組みです。

そうなると、『入院して給付金受け取るのは損する感じがして受け取りたくない』と私などは思ってしまうのですが、そもそも医療保障を求めて保険に入ったのに給付金を受け取りたくない?
また、『自分は健康だから入院しないだろう』という自信があるからメディRで問題ない!ってあれ?
健康に自信あるのに医療保険に入るのってなんか変。
自分で書いていてかなりの矛盾を感じます。

まとめ

結果的に、メディRは80歳まで生存した場合58万円程お得に貰えますが、その間健康体で入院をしない自信と努力が必要で、もし高額な入院をしてしまった場合は掛け捨て保険より損をしてしまうリスクがあるという商品という認識にたどり着きました。

まだまだ新しいタイプの保険なので、これについては随時更新をしながら自分的な考察を今後も深めていこうと思っています。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
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  1. By ジン

    ボバ様
    メディカルkitはCMでも見て気になっていた保険でした。
    ボバ様さすがですね、よく勉強されていますね。お陰で参考になりました。
    確かにうまい話にはちゃーんと裏があるんですね。
    我が家は基本的には高額医療費制度があることや、会社の補助もあるため、医療保険には加入しない考えです。入らない分は貯金しておこうという感じですね。

  2. By ボバ

    ジンさん。
    私も個人的に気になっていたので調べてみました。
    保険は、色々な数式のカラクリかあるみたいで、我々消費者には分かりにくい仕組みが沢山ありますよね(´・Д・)」
    私もジンさんと同じ気持ちもあり、医療保険に果たして入る程医療費が掛るのかな?という気持ちもあります。
    ただ、50歳などある程度の年齢になってから病院発症のリスクを考えると、保険料の安いうちにという考えもあって、いずれ時間の有る時に、若いうちか、ある程度の年齢から入るのかどちらが得かの比較をしてみようと思っています。

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