エクセルで自作家計簿。我が家のパーセンテージ家計簿は攻守ともにバランスに優れた家計簿と自画自賛。

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あと1ヶ月ちょっとで今年も終わりますが、毎年このシーズンになると手帳や家計簿などがお店に並びますね。
ステーショナリーグッズ好きの私は毎年この季節が楽しみで、手帳やペーパーアイテムを吟味しながら翌年1年間お世話になるアイテムを物色しています。

そんな中で結構耳にする話が「来年こそは家計簿をつけるぞ!」という「来年こそは◯◯」という話題です。
確かに、家計簿や日記って最初の1~2ヶ月は頑張りますが、徐々に面倒臭くなったりモチベーションが下がったりで後半は白紙になってしまう事あると思います。
私も、以前は家計簿を最初の1ヶ月以外全て白紙のままその年を終えるなんてことがありました。

しかし、結婚を機に家計管理を始め、そのツールとして家計簿をつけ始めたのが2011年、その後も試行錯誤を繰り返しながら、今では簡単に家計管理を行う事が出来るようになった、我が家の『パーセンテージ家計簿』について、内容を少し整理し纏めたのでご紹介しようと思います。

目次

パーセンテージ家計簿にたどり着くまで

私も最初は、ステーショナリーグッズ好きな性格から手書き家計簿を使いながら毎月収支管理を行っていました。
しかし、細かい金額が合わずに何度も検算したり、年単位等の統計を取る際にエクセルに起こし直しするのが面倒になってきて、2012年よりエクセル家計簿と手書き家計簿の2枚建てで家計管理を行っていました。

しかしその翌年、子供が誕生してから一気に帰宅後の時間がなくなり、家計簿をゆっくりと記入する時間はなくなりました。
そこで何度も微調整を繰り返し、現在はエクセルで自作した家計簿『パーセンテージ家計簿』を実践出来るようになりました。

時間効率が驚くほど良い

この『パーセンテージ家計簿』の一番のメリットは、1ヶ月のうちたった1回、しかも15分のスピードで簡単に予算も決算も出来上がることです。
仕事と育児、そして家計管理全て行う時間がない、という人にはパーセンテージ家計簿はオススメですね。

貯蓄率に特化している

次に、パーセンテージ家計簿は自分の生活水準に応じた貯金が出来るというのも大きな利点です。
マネー雑誌や著名FPさんによって若干の異なりはありますが、幼児~未就学児1人有りの家庭だと大体手取りの25%程度を貯金に回すのが理想的と言われています。
しかし収入の25%と言われても、毎月収入は若干上下するのでその都度計算するのは正直手間になります。
かといって、毎月◯万円と金額ベースで貯金額を決めると、収入が下がった時に貯金額が無理ある金額になってしまう場合もありますし、逆に収入に対し貯金額が少なくなることもあります。
このように、生活水準が変わる節目には都度見直しが必要なのですが、パーセンテージ家計簿であれば一度設定した割合を自動で計算してくれるので、各生活水準に応じた貯金額を設定することが出来ます。

その他支出も生活水準に応じ設定出来る

貯蓄率以外にも、住居・車・保険・教育費等の4大固定費は手取りの50%未満に抑えるのが理想、食費は15%程度がバランス良い家計など、各支出毎におおよその目安からパーセンテージを設定しますが、これも貯蓄率同様、収入に応じ割合が決まるので、いざ収入が少なくなったら食費も少なくなるので生活水準を身の丈にあったバランスでキープすることが出来ます。

我が家でも、妻が無職時代は生活費が金額ベースで少ない中、地場産の安い野菜を余すこと無く節約料理したり、外食を控えるようにしてお家居酒屋にしたりなど生活水準全体を抑えることに成功してきました。
やはり、目に見える予算額がしっかりとしていると、そこを上限額に意識した生活が出来るので極端に予算額を超えた赤字にはならないと思います。

 

実際のやり方

ここまで、パーセンテージ家計簿のメリットについて触れましたが、では実際のやり方について書いていきます。

先ず、私が自作したエクセルのパーセンテージ家計簿の画面を用いて説明します。

予算立てについてですが、先述の通り、この家計簿では右側のパーセンテージを先に決めます。

その中でも、毎月決まった金額の支出となる『固定支出』と収入に寄って変動する『変動支出』に分かれます。


固定支出は家賃など決められた金額が当てはまるので、こちらは金額が先に記入され、パーセンテージはそれに応じて数式により当てはまります。

次に変動支出についてですがこちらは、自分で収入に対する比率を決めていきます。

我が家の場合だと、貯蓄率は29%に設定し、生活費は16%程度に抑えるようにしています。

各項目については、それぞれの家庭に合わせて大丈夫ですが、あまり細かく設定してしまうと集計に時間を要してしまい、簡単に家計管理出来なくなってしまいます。

目的が「綺麗な家計簿をつける」ことではなく家庭におけるお金の流れを把握することですので、そのための手段として家計簿をつけるとなると、あまり細かく項目分けしても作業時間に見合った効果は大きくないと判断しています。

ですので、我が家の生活費は食費、消耗品費、日用品費、子供費など全て含まれた項目になっています。

これら各項目のパーセンテージが決まったら数式を入力し収入に大しての金額を自動計算していきます。

最後に、帳尻合わせをする項目として「予備費」を設定します。

この『予備費』というのはパーセンテージ家計簿のもう一つの大きなポイントで、ほかの支出との帳尻合わせの他に、『後取り貯金』の項目でもあります。

この『後取り貯金』は、お金を貯める体質家計管理では一般的にNGとされていますが、私は『先取り貯金』と『後取り貯金』この2本立てが安定した家計管理において必要と考えています。

詳細はこちらでまとめていますが、要は各支出において赤字が出た場合、貯金を崩すこと無く、同じ月の中で補填するセーフティーネットの役割を果たしてくれます。
これにより、折角コツコツ貯めている貯金を切り崩すこと無く予定通りに貯金額を増やすことが出来るんです。

また、予備費は元々余っているお金になるので、使わなければそのまま『後取り貯金』として貯蓄率に上乗せされますので、我が家の場合だと結果的に30%を超える貯蓄率を達成することに繋がっていきます。

あとはこの決まった金額を封筒分けして管理していきます。
また、カード払いになっているものはカード決済口座に予め入金しておきましょう。
我が家の場合だと、ネット通販用予算の生活費、通信費、光熱費、高速代等の移動費が当てはまります。
その他、振り込みが必要な家賃も一緒に入金しておきます。

そして、1ヶ月後各支出項目の封筒の中身を確認し、使用した金額を家計簿右側の決算項目に入力していきます。

固定支出については金額の変動がありませんので、左から右へそのままスライドとなります。

変動支出項目の中には予算内で収まり余った金額もあると思いますが、こちらは全て貯金に振り分けていきます。

カード決済されたものは各HPからcsv出力して自動計算しています。

これで、1ヶ月の決算も簡単に終えることが出来、また翌月の予算をエクセルで自動計算していくという流れになります。

まとめ

我が家が実践している『パーセンテージ家計簿』について纏めてみましたが、いかがだったでしょうか。

家計簿の相性は人それぞれ異なりますが、収入に対しての支出振り分けを意識している人や、手書き家計簿が長続きしない人はこの『パーセンテージ家計簿』はオススメできます。

今後は、このエクセル自作家計簿をマクロ等を用いて、もう少し家計簿ソフトっぽくして行きたいと思っているのと、家計管理ソフトなんかとリンクしながら、より簡単に家計管理出来るようにアレンジしていきたいと思っています。

【2016.8.18追記】

ご紹介したエクセル自作家計簿『パーセンテージ家計簿』をフリーソフト化しました。

ご興味のある方は下記からダウンロードしてご使用ください。

【2017.1.14追記】
家計簿が続かなくて困っている方のために続けるためのコツを書いてみました。ご参考にしてみて下さい。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 2 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By ありんこ

    苦労して作った家計簿を無料で配布してくれるなんて・・
    なんていい人なんだ!!(*´Д`)

    ボバさん家のパーセンテージ家計簿、一度うちでも当てはめてやってみたかったので
    さっそくダウンロードさせていただきました~!
    今うちが使ってる家計簿マムと併用してこちらも使いこなせたらと思っています
    ・・が。久々にエクセルの計算式見てるだけであたまこんがらがってきてます(;A´`)

    • By boba

      ありんこさん。
      まだまだ未完な家計簿なので、下の方にこっそりアップしていましたw
      早速使って頂けるなんて歓喜です(*´ω`*)

      家計簿マムは私も以前使用していました。
      ある程度カスタマイズも出来て使い勝手が良かったのを覚えています。

      ただ、更に項目を大雑把にして、ざっくりとしたのがこの家計簿なのでもし宜しければ触ってみてください。
      数式は一応そのまま入れているのでそちらもご参照下さい。
      私も普段使用しない数式があると、都度辞書で調べながらやっています(笑)

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