初めての漆喰塗りをDIYで挑戦。自分でやれば業者の1/5の価格で漆喰塗りの壁が手に入る。
自然素材で身体にも優しいだけではなく、見た目的にもオシャレな漆喰壁ですが、業者に施工を依頼すると結構な金額になります。
我が家は2020年3月に中古マンションを購入しリノベーションを行いましたが、その際に漆喰壁の見積もりをお願いしたところ、普及品と言われる500番台のクロスと比べて6倍近い金額でした。
漆喰の壁は我が家の場合リノベーションの優先順位として最優先ではなかったこともあり、クロス貼り替えで済まそうかとも考えましたが、捨てきれない思いもあった為、思い切ってDIYで漆喰塗りを施工してみることにしました。
目次
グレーと白漆喰の2種類をリビングと寝室・子供部屋にDIYで塗る
漆喰を塗る箇所は、寝室と子供部屋の壁全体、そしてリビングの1面にアクセントカラーとしてグレーのカラー漆喰を塗っていきます。
先ず、寝室と子供部屋に白の漆喰を塗っていきますが、天井やクローゼットなど細かい箇所は素人だと上手く塗れないことを懸念し、業者にクロスを貼ってもらい、それ以外の壁部分にだけ必要な漆喰を購入しました。
買った漆喰は、DIY漆喰で有名な『うまくヌレール』という練り済みの漆喰です。
一方、リビングに塗るカラーの漆喰を探すと、マーさんというブロガーさんがブログで紹介さてれていた壁紙屋本舗のグレー漆喰が良さそうだったので購入。
色はあまり暗くなり過ぎないようにクラウディスカイという2番目に明るい(マーさんと同じ)カラーを選び、塗る範囲が約20㎡程度の壁1面だけなので、20kgを注文することにしました。
必要となるコテと養生テープはAmazonで購入、コテ板は有りモノで済ませます。
先ずは子供部屋からスタート
塗りは養生8割塗り2割と言われるくらい養生が重要になってくるので、天井から床、スイッチパネルまでしっかりと養生をしていきます。
6畳部屋全体を養生するのに大体1時間くらいの時間を使い、その後いよいよ塗り始めて行きます。
最初はコテで塗っていましたが、地道に塗る作業に疲れ始め、途中からは大まかな範囲は手にすくい取って塗りたくってコテで仕上げていくというズボラな方法に変えていきました。
手のひらで塗ると、塗るスピードが一気に加速して簡単に壁1枚くらいなら仕上がります。
ただ、手のひらで塗ると凹凸は出るため、コテで仕上げを行うか、塗り後を活かした模様にしていくかは好みが分かれるので塗りながら考えてみて下さい。(ちなみに、ごまかしが効くのは塗り後を残す方法です)
私は手で畳1枚分くらい塗ってコテで仕上げるという作業を繰り返し、6畳部屋の壁全てを大人一人で塗り終わるまで大体3時間程度の作業時間が掛かりました。
コデで仕上げたつもりでも、細かいところは若干のムラが残りましたが、光で照らないと気が付かない程度なので、初めてにしては及第点ではないでしょうか。
次にリビングのアクセント壁に塗っていく
これがリノベーション前のリビングの壁です。
リビングの壁は、先程の部屋とは異なり、下地が(石膏ボードではなく)コンクリート壁なので、念の為アク止め液を塗っておきます。
アクドメールという水溶液を壁に塗っていくのですが、ネットの口コミからブラシやローラーよりも簡単に塗ることが出来るという『ワンタッチコテハケ』を使っていきます。
水溶なので、スルスルと塗れて1時間程度で塗り終わりました。
1日経っての仕上がりは、透明の薄い膜のようなものでコーティングされており、これが壁から滲み出るアクを抑えてくれるのでしょう。
次に、漆喰を塗っていきますが、先程のうまくヌレールとは別の商品、貼って剥がせる壁紙で有名な壁紙屋本舗から発売されているグレーの漆喰です。
こちらも既に練り済みでヨーグルトくらいの柔らかさになっています。
白と異なり、グレーや色付きの漆喰は塗りムラが目立ちそうだったので、先程のような手で大まかに塗るのではなく、コテで1㎡くらいずつ塗っていきます。
塗っていく途中、ボタボタと床に漆喰が落ちてしまうため、床の養生は少し大きめに覆っておくのが無難でしょう。
20㎡の壁を塗るのに大体2時間で作業完了です。
3時間位で一部乾き始めていく中、やはり多少のムラが目立ちます。
完全に乾ききる前に、薄い箇所をもう一度塗って乾かしきます。
翌朝には9割くらいが乾いて、24時間後には完全に乾いて完成となりました。
こちらも光をあてると凹凸が目立ちますが、引きで見ると気にならない仕上がりに。
約80㎡の壁を全て漆喰DIYに掛かった金額は
今回、寝室と子供部屋の壁、そしてリビングの壁1面を全て漆喰で仕上げましたが、
掛かった費用は
グレー漆喰20kg(16+4kg):18,370円
うまくヌレール18kg*2:13,800円*2=27,600円
コテや養生テープ等:9,393円
合計55,363円となりました。
職人にお願いすると概算で4,000円/㎡として、32万円ですからDIYの恩恵はかなり大きいですね。
もちろん、仕上がりの違いは(実際に施工されたお宅と比べ)雲泥の差でしたから、予算に余裕があってキレイさを求めるならプロに依頼するのが一番だと思います。
今回我が家は、壁紙剥がしだけ業者にお願いし、その後リノベーションが全て終わってからDIYで漆喰塗りをしました。
もしプロにお願いするかDIYかで悩んでいるなら、取り敢えず壁紙は現状維持にしておいて、リノベーションが落ち着いてから別で考えてみるのもアリだと思います。
COMMENTS & TRACKBACKS
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ボバ様
こんばんは、本当に久々にブログにお邪魔しました(あ、もうお忘れかもしれませんが・・・)
ご自宅を購入したとの事!おめでとうございます、パチパチ。
洗面スペースのプランニング&造作、室内漆喰仕上げをご自分でされてるなんて
イヤーボバさん、やはりマメで器用な方ですね!
モコ様。
めちゃくちゃ返信が送れてしまい申し訳ありません。。。
すっかりブログ放置していたのでまさかコメント頂けるなんて完全に油断していました(汗)
もちろん覚えています!!!
最初に家計管理のアドバイス頂けたのはモコさんですから、絶対に忘れないですよ(笑)
そうなんです。ついに購入してしまいました。
身の丈にあった質素な住まいですが、抑えるところはDIYで工夫しながら購入費を節約しましたよ!
いやー、コメント頂けて嬉しいです^^
ありがとうございます!