2013年から変更された自動車保険新等級制度はどう変わったか?一度でも事故った人には厳しいペナルティが!
1月に巨大なエゾシカに乗り上げてしまい、自動車の下腹部を大破してしまいました。
その際、車両保険を使用するかどうか悩んだ挙句使用することにしましたが、今回自動車保険の更新でどの位金額が変わったのか知ることが出来ました。
目次
自動車保険新等級制度とは?
2013年10月から自動車保険の制度が変わり、今まであった「等級すえおき事故」の廃止や「事故有係数適用」等、我々消費者にはかなり厳しい制度となりました。
等級すえおき事故は1等級ダウン事故へと変更し、今までガラス破損や災害による故障、落書きなどについては自動車保険を利用しても事故としてカウントされず、翌年更新には何ら影響が出ませんでした。
私も以前飛び石によるフロントガラス破損を保険で直した際は保険料が上がることは無かったのですが、改正後は『1等級ダウン+1年間事故有係数適用』となってしまい保険料が上がる仕組みとなってしまいました。
また事故有係数適用という仕組みが新たに加わり、この係数が適用される期間は保険料割引率が「事故無し」の人と比べて低くなってしまうものです。
保険を使用して等級はダウンした人、例えば12等級の人が保険使用すると9等級になります。8等級の人が無事故で翌年9等級になります。改正前は9等級は9等級で同じ保険料だったのですが、改正後は同じ9等級でも事故有り無しで保険料が変わるようになりました。
等級一覧はこちら
損害保険料率算出機構HPより
これらの改正により一度事故を起こすと『3等級ダウン』に加え『3年間事故有係数適用』という2重苦が保険料にのしかかるようになったのです。
昨年と今年の保険料を比較
では実際保険を使用した私の場合、どの位保険料が上がったのか?
実際の見積もりを見て頂きたいと思います。
更新前の等級は12等級で保険料は73,100円でした。
これが、3等級ダウンと事故有係数適用になると
しかもこの状態が3年続くわけですから家計には大打撃です。
ちなみに、ここ3年間の保険料ですが、
平成24年が10等級で88,280円
平成25年が11等級で84,340円
平成26年が12等級で73,100円 と順当に下がり続けていたのに非常に残念です。
もし車両保険を使用していなければ今年は幾らになったのか?
車両保険を使用した為、保険料は跳ね上がりましたが、もし保険を使用せずに自腹で直した場合は保険料が幾らになったのかも見積もりで算出してみました。
全く同じ条件で見積もりすると62,820円と、保険使用した場合と35,570円も差がついてしまいました。
ざっくり計算しても35,000円 × 3年間 ですから105,000円も余分に払うことに。
そうなると、車両保険は10万円以上掛かる場合でないと、保険を使用したほうが赤字となる計算になります。
今回は修復するのに30万くらい掛かっているので実質的に車両保険に助けられた訳ですが、車両保険を使用する際には修理見積もりと照らし合わせどちらがお得か見定める必要がありますね。
最後に
私は今回、イーデザイン損保のようなダイレクト型自動車保険を初めて使いました。
昔は代理店保険で対面販売の方が知った顔で安心という気持ちやお付き合いで加入していましたが、事故対応はダイレクト型自動車保険で全くストレスを感じませんでした。
事故対応も電話で報告だけ、その後の連絡は全てメールでやり取りし仕事をしている自分にとって余計な労力が掛かりません。
保険出し渋りも当然無く、アジャスターの方もディーラーの修理見積もり通り査定してくれました。
「ダイレクト型自動車保険は顔が見えないから不安だ!」「安い分保障をきちんと受けられないんじゃないか!?」など言う不安から二の足を踏んでいる人は私の職場にも多くいますが、今回の事故対応を受け、『安かろう悪かろう』ではないダイレクト型自動車保険を更にオススメしていきたいと感じました。
因みに私は以前、東京海上ホールディングスの代理店型に加入しており、当時保険料は11万円位だったと記憶しています。
それが、同じ東京海上ホールディングスグループのイーデザイン損保に加入すると9万円弱になったわけですから、同じグループで2万円の差は大きいと思います。
また、ダイレクト型自動車保険は、走行距離や運転する人の年齢、特約なんかも細かく会社ごとに設定しているので、例えば30歳以上と35歳以上で保険料が異なることもあります。
保険料も会社によってかなり変わってきますので、いくつかの保険会社で相見積りを取りながら安心できる保険会社を選んでみることをお勧めします。
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