最小で最高の書斎を造る~賃貸住宅でも出来る2畳のミニ書斎~
一昨年から 自分専用の書斎スペースをDIYで作り始めていたのですが、今回大人男子の秘密基地をコンセプトにミニマムな書斎を一部リノベーションしましたので、2018年Verとして改めてご紹介していきます。
目次
男はいくつになっても秘密基地に憧れる
2016年に自分専用の書斎を作成しブログ執筆を始めとした趣味の時間をここで過ごしていたのですが、少し重厚感の強い色味を和らげる事を中心に、より快適な空間を目指したく、他人の書斎やワークスペースをLIMIAやPinterest、雑誌などを眺めながら半年間ほどイメージを膨らませネタ集めをしていました。
当初はカリフォルニアスタイルやミッドセンチュリーモダンのような爽やかなデザインに一新しようと考えていたのですが、愛読ブログの一つであるトバログ さんで紹介されていた「ミニ書斎をつくろう」という書籍を読んでいるうちに、書斎における在り方を改めて強く考えるようになり、好きなものに囲まれる居心地の良い空間をこじんまりとした隠れ家的イメージで創って行きたいとイメージが固まっていきました。
賃貸ならではの工夫
先ず、我が家は賃貸住宅であるため、大々的にリノベは出来ません。
あくまで原状復帰をベースに進めていく必要がありました。
そこで活躍するのは、当ブログで何度も紹介している賃貸住宅の強い味方「ラブリコシリーズ
今更説明するまでもありませんが、これらの製品は壁や柱に傷をつけずにツーバイフォーの柱を簡単に設置できる商品です。
我が家では、壁掛けテレビ台や壁面本棚を始めとした洗面室と玄関ラックなど、あらゆる面で活用している製品です。
Good life note でご紹介頂きました。
我が家の壁面本棚を 女性でも一人で簡単に設置ができる2×4材用突っ張りブラケット壁に穴を開けることが出来ない賃貸住宅DIYにお勧めの商品です。
今回は元々あったラブリコで作成した板壁を一度解体し、同じ場所に明るめの塗装でインダストリアル風からの息抜き感を出していこうと思います。
板壁に使用した木材は元々使用していたOSB合板をリユースし、塗料はブライワックス
今までの板壁は、一枚板で単色ということもあり壁の重厚感を感じていたのですが、今回、壁の軽さを出すために使用していたOSB合板を一度8つにカットし、色味を見ながらラブリコで設置している柱に1枚ずつ打ち付けていきました。
こうして出来上がりを比べてみると、重厚感が無くなり少しスッキリとした印象になりました。
板壁以外に工夫した箇所
次に板壁に取り付けていくもので今回こだわった箇所などをピックアップしていきます。
ワンタッチで簡単にケーブルレスに出来るカラクリ
前回から、ケーブル関係は板壁の裏を通し見た目をケーブルレスにしていたのですが、ケーブルが増減するたびに一枚板を剥がしたり取り付けたりで難儀していた経験を活かし、今回は板壁の一部をダボで固定して簡単に取り外し可能が出来るようにしてみました。
これにより、配線隠しするたびにネジ打ちした板を外さなくて良くなった為、簡単にケーブルレスが可能となり、ごちゃごちゃしたケーブル類を全て板壁の裏に這わせて見た目がスッキリしています。
間接照明の使い方
今回コンセプトに掲げた大人男子の秘密基地感を演出するため、間接照明の位置や当て方も検討しました。
以前から構想していた天井からのスポットライトをIKEAで購入した1個499円の安価なLAGRAスポットライトを用いますが、このままではプラスチックの安っぽさが否めません。
そこで、塗るだけでアイアン風に見えるアイアンペイント
当然クリップライトの配線は板壁の裏を這わせ外側へ露出しないようにし、取外可能な板壁箇所で中継をしておきます。
他にもIKEAで購入したLEDライトとスタンドライトをそれぞれ配置し、灯りの演出を構築してみました。
書斎で愉しむためのミニバー
海外のホテルでは良く置かれているミニバーに実は憧れていて、今回書斎に設置したいと考えていました。
晩酌の習慣はあまり無いのですが、好んで飲む蒸留酒とスパークリングワインを何種類か集め魅せる収納を目指します。
陳列する棚は、100均のアイアンバーをネジ止めし、落下防止のアイアンバーを組み合わせただけなので計600円しか掛かっていません。
グラスも光の反射が綺麗に映える、ウェッジウッドとバカラのグラスを並べてシックなミニバーの完成です。
動画視聴専用のモニタを壁掛けで設置
元々モニタを1台壁掛けで設置していたのですが、オンオフのメリハリを図るため、仕事用モニタから見て90度の位置に動画視聴用モニタを設置しました。
これにより、作業用モニタの視界に動画用モニタが入り込まない作りになったので余計なノイズが無くなりました。動画はFire TV Stick を挿しっぱなしにしておき、休息時間にAmazonプライム・ビデオ
書斎は2畳あれば十分に造れる
一昨年、自宅でワークスペースを確保することをきっかけに、自分の書斎を作り始め早2年が過ぎました。
当初はインダストリアル風を目指し下手なりにDIYで作った環境でしたが、使用していく中で、よりライフスタイルにマッチングした環境を目指し、改善点も含め今回のバージョンアップに繋がりました。
冒頭で述べた通り、我が家は賃貸住宅で全て自由に手を加えることは出来ませんが、ラブリコやディアウォールなどを使い、原状復帰な柱を設置することで、部屋の一部をミニ書斎化することは十分に可能です。
今回ご紹介した私の書斎も約2畳のスペースでしかありませんが、そのミニ書斎の中に自分のカラーがギュッと詰まっており、以前よりも完成度の高い作品になったと満足しています。
しかしまだまだDIY欲は尽きないので、今後もマイナーチェンジを繰り返していく事で、自分の好きなことに没頭できる貴重な隠れ家を引き続き育て上げていきたいと考えています。
【2018.3.8追記】
約8畳程の部屋のうち少し引きで撮影し書斎スペース部分が分かるようにしてみました。
向かって右側はクローゼットで、反対背中側は先日ご紹介頂いた 本棚スペースになっています。