だからお金が貯まらないのでは!?貯めようとしても貯まらない家庭の家計管理相談を受けて感じた7つのこと

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もうすぐ一年が過ぎようとしていますが、我が家を含め年間で貯蓄目標額を設定しているご家庭は目標金額に到達できそうですか?

他の家計管理ブロガーさんも言及されているように『家計簿は家計管理のツールでしか無く』本当の目標は目標額を貯めるという事を忘れてはいけませんね。

最近、後輩や知人などから家計管理相談を受ける機会が増えたので、相談を受ける度に私は必ずこの言葉を伝えるようにしています。

また、そういった相談を受ける方々の皆さんは、家計にきちんと関心がある方なので、家計簿自体はある程度管理されている方が多いのですが、何故か「お金が貯まらない」という悩みを抱えられているケースが多いです。

今回、こういった「家計簿はつけているのに何故かお金が貯まらない」という方々の相談を受けた中で共通すると感じた事を以下の通り7つに纏めてみたので、同じような悩みを抱えている方は参考にしてみて下さい。

毎月の外食費が食費の50%以上を占めている

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共働き家庭の方に多く観られるパターンですが、仕事や育児でご飯を作る時間がなかったり、仕事で疲れてしまってご飯支度が面倒くさい、たまの休日くらい、つい「今日は外食にしようか」という気持ちになることは我が家でもよくあることです。

当たり前ですが、外食は自炊よりもコストが掛かります。
ましてや、居酒屋などに行けばお酒も一緒に頼む場合もあるので、より割高になってしまいます。

聞き取りの中では、外食時にお酒を飲むご夫婦の方がこの割合が高いという事も分かりました。

我が家の1回の外食は家族3人で2,000円程度ですが、夫婦でお酒を飲みに行く家庭だと1回5~6,000円は外食費に掛かっているようです。

新しいものや知人友人のものを欲しくなって買ってしまう。

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相談を受けた際、必ずチェックするのはどんなスマホを所持しているかということです。
分かりやすいのは、最新のスマホ、特に毎年iPhoneを買い替えているご家庭は要注意です。

私が相談を受けた限りでは、高価な洋服やアクセサリーなどを購入している場合は、意外とその商品を長く大事に使用している人が殆どでした。

しかし、ガジェット系(特に夫)は新型が出る度に買い替えてしまったりと、未だ使えるのに新たに電化製品を購入してしまうケースが多いように思えました。

こういったスマホなどのガジェット系に代表されるような新しいもの好きの家庭は結構散財しているパターンが多かったです。

毎年販売される新しいiPhoneを買い換えずに1年長く使用して2年毎に機種変するだけで10年で5台分の購入を見送ることが出来ます。

また、スマホであれば合わせてキャリアの見直しを勧めています。

何度か記事に上げていますが、大手3キャリアからMVNO(格安sim)にするだけで年間10数万円の節約になります。

ちなみに我が家は夫婦でイオンモバイル icon-external-link   にしたおかげで通信費は毎月2,500円程度に収まっています。

加えて、同じiPhoneを購入するにしてもsimフリーのiPhoneを購入すれば、格安simを使えることだけでなく、下取りした際にも3キャリアのiPhoneより高く売ることが出来ます。

こういった小さな工夫と、最新端末を我慢してMVNOにキャリア変更すれば5年で100万円の節約も可能だと思えば少し気持ちが前向きになりませんか?

住居費が収入の30%以上を占めている。

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固定費削減は家計管理において鉄板の節約方法です。

上述した通信費ももちろん含まれますが、同じく継続的に支払い続ける固定費は家賃や住宅ローンなどの住居費です。

住宅ローンは年収の○倍という謳い文句もありますが、月々の手取り収入との比較については意外とおろそかにしている方が相談者の中に数人いらっしゃいました。

また、賃貸住宅の家賃についても、自分の手取り収入に見合わないアパートに住んでいたり、引っ越しを繰り返している家庭については黄色信号です。

月々の住宅ローンや家賃が家計を圧迫してしまい、貯金に割り振る余裕がないというご家庭も多く見られていたので、住居費は年収だけでなく、手取り収入にも見合った金額にすることをオススメします。

ちなみに、住宅ローンについては最近コラボ企画をさせて頂いているパパブロ友のジンさんやせっかちパパさんが凄くためになる記事を書かれているので、これから住宅ローンを予定している人はご参考にしてみて下さい。


不必要に日用品をクレジットカードで買っている

クレジットカードはポイントやマイルが貯まるので、我が家でも重宝して使用していますが、今回のように「貯まらない」家庭のほぼ全ての方は「日用品」「外食費」「その他生活費」をカードで支払いしていました。

私も生活費はJALカード icon-external-link  で支払いしてマイルで得をしている部分もあるので、単に生活費を始めとした消耗品自体をクレジットカードで支払うこと自体が危ないというわけではなく、クレジットカードで必要以外の消耗品を購入してしまうことが問題なんです。

参照記事 無料航空券が貰えるくらいマイルとポイントをガッツリ貯めている共働き家庭が使用しているクレジットカード3枚とは。

例えば、我が家は毎週日曜日に食料品をコープで購入するのがルーチンとなっています。

この時、1回の買い物で7,000円程度が平均額なので財布には10,000円以上入れていきません。

また、日用品費は月に1回5%オフの日にまとめ買いするように決まっています。
これも大体月10,000円以内なのでそれ以上は財布に入っていません。

これがクレカで買い物する場合だと、予算オーバーしてもクレカがあるから大丈夫と、スーパーで多めに日用品費を購入してしまったり、とりあえずの気持ちで必要以上のモノを購入してしまったりしてしまう可能性が出てきます。

自分を律することが出来る性格なら良いのですが、ついついという気持ちが働いてしまう方はクレカで買い物をすることは控えたほうが良いでしょう。

クレジットカードの毎月の支払い額を把握していない。

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家計相談を受ける時に、クレジットカードで支払っている金額の内訳を聞くのですが、固定費以外の支出について答えられない方は要注意です。

特にネットショップで買い物をしている方で、何を購入したかすぐに答えられない方は「その買った商品は本当に必要でしたか?」と確認をします。

ネットが安いからと行って気軽にポンポン買ってしまうと積もり積もって支払いの時に驚く金額になっていることありませんか?

使途不明金が手取り収入の20%以上ある。

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以前の記事 icon-external-link  で夫婦別財布にしているご家庭や、タバコお酒などの嗜好品、ギャンブルなどの娯楽費が掛かっているご家庭に多い傾向です。

ある相談者家庭では夫婦共有の「パチンコ費」を予算繰りしている家計簿があり、驚きのあまり根掘り葉掘り聞いてしまったことがありました。

どうやら夫婦でパチンコに行く時はもちろん、どちらか一方がパチンコに行く際も、そこから計上して打ちに行っても良いというルールだそうです。

で、勝った場合は自分の日当!?分を引いた残りを積み立てて、また次回に持ち越す仕組みとのことですが、当然あぶく銭ですのでふわふわと宙に浮いている把握しにくいお金になっています。

これは極端な例かもしれませんが、そもそも家計簿はお金の流れを把握するためのツールですから、使途不明金があまり多いと家計簿の意味が薄れますし、予算繰りが出来なくなるので改善の必要性があるでしょう。

毎月の貯蓄率が20%以上変動する

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自営業や職種によるところはありますが、あまり過度な貯蓄率の変動は望ましくありません。

ここで大事なのは、貯金額ではなく、あくまでも貯蓄率という点です。

金額ベースで考えると、その時々のライフイベントや環境によって目標金額を貯金できない事も想定されますが、貯蓄率は違います。

収入が減った時は、減ったなりの金額を貯金へ、増えた時は増えた分だけ貯金額を増やすという考えでないと、収入減の時に無理が生じてしまったり、収入増という貯め時の機会を逃してしまったりと、それぞれの生活水準に応じた一定の貯蓄率を保つことが健全な家計管理と信じています。

これは、我が家が共働きになる前と共働きになったDINKS時代、子供が産まれた後の育休から産後復帰へと、一連のライフイベントに沿った収入の増減を体感した際に学ぶことが出来た教訓です。

共働きになって収入が増えたからといって生活水準を上げてしまっては、散財ばかりになってしまい、貯金は全然増えていかなかったり、産後収入減で苦しい思いをしたりと、いくつかの経験と後悔からこの貯蓄率が大事だと感じました。

その為、ここでは『安定した貯蓄率=健全な家計管理』とアドバイスするようにしています。

まとめ

一般的に家庭の家計管理は女性の方が多いという事もあり、私の職場は女性が多いことから、家計管理相談を受ける機会が多い環境です。

また、最近ではこのブログを通して家計相談を頂く機会が少しずつ増えてきていますが、大事なのは『無理なく自然体で貯金ができること』『何の目的のために貯金をするか』だといつも伝えています。

それは、自分自身の経験も含め、無理な貯金は結果的に家計が破綻してしまいますし、目的の無い貯金も結局途中で頓挫してしまうことが多いからです。

繰り返しになりますが、家計簿というツールは、あくまでツールでありゴールではありません。

それぞれのご家庭で使用されている家計簿を駆使し、健全な家計と目的ある貯金達成に向けて精進していきましょう。

※家計簿が苦手で続かないと言う方や、いろいろな家計簿を試している家計簿難民の方は、ぜひ一度私が作成し使用している『パーセンテージ家計簿』を使用してみて下さい。
基本は、毎月の給料を打ち込み、支出額が決まっている固定費(家賃や保険料、お小遣い等)を入力するだけで使用できる仕組みになっています。
エクセルファイルで特に制限も掛けていませんので、ご自分の使用しやすいようにカスタマイズも可能です。
最近ではブロ友のジンさん icon-external-link  や、先述のせっかちパパさん icon-external-link  にもご利用頂いており感謝です。
以下からダウンロード可能ですので、先ずはお試し下さい。
その上でご意見やご質問などを頂けると更により良いものへとVerアップしますので、そういったご連絡もお待ちしております。

COMMENTS & TRACKBACKS

  • Comments ( 4 )
  • Trackbacks ( 0 )
  1. By パイナップルミント

     お久しぶりです。
    ブログを再開するにあたってリンクを見直してました。
    ブログを引越しされたようですので、こちらにリンク
    をはり直させてもらってもいいでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • By boba

      パイナップルミントさん。

      お久しぶりです。ブログ再開されたんですねー!

      リンク大歓迎です^^
      是非宜しくお願いします。

  2. By モコ

    こんばんは。
    家計管理は少なくとも三年位は精進しないと、
    中々その本当の意味が分からないと思っていますが、
    この記事を読むと、ある域に達した感がありますねぇ!

    ”パチンコ費を予算繰りしている家計簿” ほ~
    家計簿を覗くと、その暮らしが垣間見えてオモシロいですね
    家計簿好きな私としては、こういう費用をどの様に家計簿に反映させるのがベストなのか!?
    とか考えてしまうなー(笑)

    • By boba

      モコさん。
      ご無沙汰しております。
      ブログ開始したあの頃より少しはスキルアップしましたかね!?
      開設当初より観て頂いているモコさんにそう言って頂けると自信に繋がります!

      家計簿も、その人の数だけ種類やパターンが合ってとても面白く観ている一面もあります(笑)

      またオモシロネタ!?あれば記事にしていきますのでぜひ読みに来て下さい。